宇宙のお試しに気づいたら団地の部屋が手に入った話 その4
今まで散々両親に頼っていた私。
でももう両親には頼れない。
団地の物件は自分でなんとかして買う!
そう決めていました。
前回の記事はこちら
shoko-danchi-renovation.hatenablog.com
電話を切るや否や、私は電卓片手に必死でお金の計算を始めました。
血走った目でノートに数字を書き殴っていた時、
電話が鳴ります。
父からでした。
さっきの母との電話では、
父は呆れて何にも言いたくないらしい、と聞いていたので
てっきり叱られるのだと電話口で身構えていると
父はこう言いました。
「俺の名義で団地の部屋を買う。
それで俺が死んだら、お前が相続税を払って自分名義にすればいい。
そうすれば旦那と別居しても生活する場所は安心だろ。」
えっ?
今なんて?
理解するのにしばらく時間がかかりました。
私「そんなことして生活大丈夫なの💦」
「ありがたいけど、私はふたりの生活を逼迫させたくないよ😢」
父「こっちの生活は年金で十分足りてるから心配すんな。」
「それくらい出せるから。」
ぶっきらぼうですが、本当にこんな口調。
でも、これ以上ないくらいの愛情をひしひしと感じて
私は電話口で大号泣してしまいました。
さっきまで張り詰めていた緊張の糸がプチンと切れたようです。
母も
「さっきはごめんね。不安にさせちゃったね。
こんな方法があるの全く思いつかなかったよ。
これなら私も大賛成。」
と、優しく声をかけてくれました。
つい10分前に、あんなに冷ややかな口調で電話を切られたのに?
あまりの展開にびっくりするしかありません。
父は50代後半から80歳の誕生日で退職するまで、
20年以上会社の代表として社員さんを俯瞰で見る立場でした。
きっと、母と私の女同士の感情的なやり取りを
一歩引いたところから冷静に見つめていたのでしょう。
手前味噌ですが、私の父ってすごいな、と心から尊敬しています。
(父と私の関係は、今私が学んでいるインナーチャイルドの癒しと深く関連しています。機会があれば別に書こうと思います☺️)
そしてまた母も、
娘の私の幸せを常に願ってくれている愛情深い人。
だからこそ心配で冷たいそぶりだったのが、手に取るように伝わってきました。
初めて団地の物件に出会った時
ワクワクときめいたと同時に
『欲しいなー』
『でもお金が心配だなー』
『本当に買って大丈夫かなー』
と、不安な気持ちが湧き上がってきました。
いわゆる
「揺り戻し」
という状態ですね。
人は変化を嫌います。
そこには恐れや不安があるから。
現状に留まっていた方が楽だし安全だよー、と試されているのです。
本当に買う覚悟がある?と宇宙からお試しが入り、
気持ちが揺さぶられるような事が起こります。
難色を示して明らかに不機嫌になった母の電話の反応が正にそれでした。
その母の反応で、
「もう両親には頼らない❗️自分でなんとかするんだ❗️」
腹決めしたら
父からの思いもかけない提案があったのです。
どうやら私は、宇宙からのお試しをクリアできたようなのです。
翌日不動産屋さんに
「団地の部屋購入します」と
正式に意思表示をしました。